カタンの盗賊ルールを初心者向けに解説する。7が出たときの処理の流れから、盗賊は必ず動かさなければならないという基本ルール、資源を奪う対象、バーストの条件と数え方の注意点まで網羅した。読み終えれば、7が出ても迷わず処理を進められるようになる。
この記事で分かること
- 盗賊を動かす2つのタイミング
- 盗賊は必ず別のタイルへ動かすというルール
- 資源を奪う対象と奪い方
- バーストの条件と数え方の注意点
カタンの盗賊とは
盗賊は、盤面に1個だけ置かれる黒いコマだ。ゲーム開始時は砂漠タイルに置かれている。
盗賊が置かれたタイルは、その数字が出ても資源を産出しない。そのタイルに隣接する開拓地・都市を持つプレイヤーは全員、資源を受け取れなくなる。砂漠は元々資源を産出しないため、ゲーム開始時点では誰も影響を受けていない状態だ。
盗賊を動かすことで、特定のプレイヤーの生産を止めたり、資源を1枚奪ったりできる。相手の動きを妨害する手段の一つだ。

パギゴン盗賊はカタンで唯一の妨害要素じゃないよ。道を切ったり、相手が建てたい場所を先に取ったり、独占カードで資源を抜いたり、妨害の手段は他にもあるんだ。
盗賊を動かす2つのタイミング
盗賊が動くのは、次の2つの場面だけだ。
1.ダイスで7が出たとき
手番プレイヤーが盗賊を動かす。7は2個のダイスで最も出やすい目のため、ゲーム中に何度も発生する。
2.騎士カードを使ったとき
発展カードの騎士カードを使うと、7を待たずに盗賊を動かせる。自分のタイルに盗賊が置かれている場合、騎士カードがあればすぐに退かすことができる。
騎士カードの詳しい効果や枚数は発展カードの記事で解説している。


7が出たときの処理の流れ
7が出た場合、通常の資源獲得は発生しない。代わりに以下の順で処理をおこなう。
バースト処理
手札が8枚以上のプレイヤーは、手札の半分(端数切り捨て)を捨てる。手番プレイヤーだけでなく、条件に当てはまる全員が対象だ。
盗賊を動かす
手番プレイヤーが盗賊を任意のタイルへ移動させる。現在置かれているタイルに置き直すことはできない。
資源を1枚奪う
盗賊を置いたタイルに隣接する開拓地・都市を持つプレイヤーから1人選び、手札を1枚無作為に奪う。該当者がいなければ奪えない。
盗賊の移動ルール
必ず別のタイルへ動かさなければならない
初心者が誤解しやすいのがこの点だ。盗賊は現在置かれているタイルに据え置くことができない。7が出た以上、あるいは騎士カードを使った以上、必ずどこかへ動かす必要がある。
「動かしたくないからそのまま」という選択肢は存在しない。誰も止めたくない場合でも、どこかのタイルへ移動させなければならない。
誰も止めたくないときは砂漠へ
砂漠タイルは元々資源を産出しないため、盗賊を置いても誰も損をしない。特定のプレイヤーを狙いたくない場面では、砂漠に置くという選択ができる。
盗賊が置かれたタイルはどうなるか
盗賊が置かれている間、そのタイルの数字が出ても資源は産出されない。次に盗賊が動くまで、その状態が続く。
止まるのはそのタイルに隣接する全員だ。1人だけを狙うこともできるが、複数のプレイヤーが接しているタイルを選べば、まとめて生産を止められる。



盗賊は基本的にトップの人を止めるために動かすよ。状況がフラットなときは、複数人をまとめて止められる場所を選ぶのも有効なんだ。
資源を奪うルール
誰から奪えるか
盗賊を置いたタイルに、開拓地または都市を持っているプレイヤーが対象になる。
- 該当者が複数いる場合:その中から1人を選んで奪う
- 該当者が1人だけの場合:そのプレイヤーから奪う
- 該当者がいない場合:奪えない(盗賊の移動のみ)
奪い方
相手の手札から無作為に1枚引く。何を奪うかを指定することはできない。相手は手札を伏せたまま差し出し、奪う側はその中から1枚を選んで引く形になる。
相手の手札が0枚の場合は奪えない。この場合、盗賊の移動だけが実行される。
バーストのルール
バーストの条件
7が出たとき、手札が8枚以上のプレイヤーは手札の半分を捨てなければならない。これをバーストと呼ぶ。
7枚以下であれば何も捨てる必要はない。つまり、手札を7枚以下に抑えておけばバーストは発生しない。
数え方の注意点
- 対象は資源カードのみ:発展カードは何枚持っていても枚数に含まない
- 端数は切り捨て:9枚なら4枚、11枚なら5枚を捨てる
- 対象は全員:手番プレイヤーだけでなく、条件に当てはまる全プレイヤーが同時に処理する
| 手札枚数 | 捨てる枚数 |
|---|---|
| 7枚以下 | 0枚 |
| 8枚 | 4枚 |
| 9枚 | 4枚 |
| 10枚 | 5枚 |
| 11枚 | 5枚 |
| 12枚 | 6枚 |
手札7枚での騎士カード使用に注意
見落としやすいのがこのケースだ。
手札が7枚のときにダイスを振る前に騎士カードを使うと、資源を1枚奪った時点で手札が8枚になる。その直後に自分が7を出せば、バーストしてしまう。
これを避けたい場合は、ダイスを振った後に騎士カードを使うという選択肢がある。7枚の状態でダイスを振れば、バーストの心配がなくなる。
ただし、ダイスを振る前に盗賊を動かしておきたい場面もある。バーストのリスクを承知の上で先に使うべきケースも存在するため、状況に応じた判断が必要だ。



「先に騎士を使ったらバーストした」って、うっかり忘れがちなんだよね。手札7枚のときは一度立ち止まって考えてみてね。
バーストを避けるには
- 手札を7枚以下に保つことを意識する
- 資源が貯まってきたら建設や発展カードの購入で使い切る
- 港を持っているなら銀行との交換で枚数を減らす
- 交渉で他のプレイヤーに流す方法もあるが、渡す相手は選びたい
強いプレイヤーへの交渉には注意
手札を減らしたいからといって、すでに盤面で強いプレイヤーに対して資源を多く渡すのは避けたい。渡した相手を強化してしまう。バーストを覚悟してそのまま手番を回すという選択も、十分にありうる判断だ。
初心者が押さえるべきポイント
ポイント1:7は最も出やすい目だと意識する
2個のダイスで7が出る確率は6/36(約17%)で、すべての目の中で最も高い。おおよそ6回に1回は7が出る計算になる。
「まだ7は出ないだろう」と手札を抱えていると、高い確率でバーストする。7はいつ出てもおかしくないものとして立ち回りたい。


ポイント2:盗賊を置かれても騎士カードで動かせる
自分の主力タイルに盗賊を置かれても、騎士カードを持っていれば次の自分のターンで動かせる。生産が長期間止まることを防げる。
発展カードを購入しておくと、こうした場面で対応できる幅が広がる。
ポイント3:基本はトップのプレイヤーを止める
盗賊を置く場所に迷ったら、まずはその時点で最も点数が高い、あるいは勢いのあるプレイヤーの生産を止めることを考えたい。誰か1人が突出して伸びることを避けるためだ。
点差が開いていない序盤など、状況がフラットな場面では、複数のプレイヤーが隣接するタイルを選んでまとめて止めるのも有効な選択になる。
よくある質問
まとめ
- 盗賊が動くのは、7が出たときと騎士カードを使ったときの2つ
- 盗賊は必ず別のタイルへ動かす。据え置きはできず、誰も狙いたくない場合は砂漠へ置く
- 盗賊が置かれたタイルは、隣接する全プレイヤーの生産が止まる
- 資源は無作為に1枚。指定はできず、該当者がいなければ奪えない
- バーストは手札8枚以上で発生。対象は資源カードのみで、端数は切り捨て
- 手札7枚でダイス前に騎士を使うとバースト圏内に入るため、使うタイミングに注意する
- バーストを避けるための交渉で強いプレイヤーに資源を渡しすぎない。バースト覚悟で手番を回す選択もある
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